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~歌詞・言葉の意味の紹介~

【歌詞 +読み方,意味】Sou『ユートピア』~言葉の意味・読み方も~

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こんにちは!

今回は Sou さんのユートピアの歌詞を紹介していきます! 

僕が(独断と偏見で)判断した難しい言葉・読みづらい言葉には、言葉の意味・読み方も載せています!!

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タイトルのユートピア(Utopia)」には「空想的な社会」「理想郷」などの意味があります。

 

今回単語の1つ1つが非常に難しいです。ご注意ください。

歌詞全文  (+ 意味・読み方)

!!太字の文字は、下に読み方や意味が載っています!!

 

ユートピア

  

 

 

持て余す亜世界

貴方どうやったって肯定されて

寓話より不可思議

人知れず 乖離していく夢想

 

通せん坊をしないで

未来が其処で 僕を呼んでいるのに

憧憬を画くも

黒い灰と称し 淘汰された

 

丑三つ 三日月

暗がりの中 

ただ六等星(ほし)が揺れていた

ランタンとナイフが

有れば 十二分だと想えた

 

踏み込んだ樹海

の瞳 見透かす勇気

臆病とはつまり

生存本能の誤差だろう

 

夢に見た世界の涯て

その雲の上に 海の底に 

せがんだ掌を

三半規管蝸牛(かたつむり)たち 

泳いで

(あお)から(あお)へ綱渡り 

導いていく

 

透明を愛してしまった

透明を愛してしまった

誰も彼も信じ得ない 

絵空事を信じて

賽はもう投げられて 

最初には戻れない

焦がれた夢の全部が 

正夢だと願って進んでいく

 

幾星霜を越えて

真理は何度も 輪郭を変えた

預言者の再来

語るは 悲劇のトリロジー

 

狂言も真も

清濁を合わせて飲み干し 酩酊

墓荒らしの法廷

いつかきっと 覆るのだろう

 

窒息するほど 見惚れる青

肺出る 無数の泡沫

深く深く 沈むほど 鼓膜に詰まる声は

紛れもない 疑いの余地もない

夢に群がる回遊魚(さかなたち)

悪怯れず 問い質す

「お前の非(せい)だろう」嗚呼

 

「どうだっけなぁ」

透明を愛してしまった

透明を愛してしまった

誰も彼も信じ得ない 

絵空事を信じて

童謡に満たせなかった 

童心に巣食ってしまった

夢が喰べた季節の 

対価を誰が支払うんだ

 

遠い日の少年 白銀の

映る、黯い、深い、甘い、永い、影を見ている

遠い日の記憶 自らへと重ねて

気付く、黯い、深い、甘い、永い、命の忘却

・亜世界(あせかい)

=辞書掲載なし。

※辞書には載っていませんが、今回は「2番目の世界」などの意味があると考えられます。

 

・寓話(ぐうわ)

=教訓的な内容を、他の事柄にかこつけて表した、たとえ話。

※具体的には、「イソップ物語」などのことです。

 

・乖離(かいり)

=そむき、はなれること。

 

・其処

(読み方)そこ

 

・憧憬(しょうけい)

=あこがれること。

 

・淘汰(とうた)

=よい物を選び、悪い物を除くこと。

※「水で洗ってより分けること」の意味が転じてこの意味になりました。

 

・丑三つ(うしみつ)

=午前二時から二時半。真夜中。

 

・樹海(じゅかい)

=非常に広い範囲にわたってしげっている大森林。

 

・梟

(読み方)ふくろう

 

・涯て

(読み方)はて

 

・三半規管(さんはんきかん)

=内耳にあり、平衡感覚をつかさどる器官。

 

・蝸牛(かぎゅう)

=内耳の一部で、カタツムリの形をした聴覚にたずさわる器官。

 

・蒼(そう)

=草のあおい色。深青色。

 

・碧(へき)

=ふかくあおい色。あおみどりの色。

 

・賽は投げられた(さいはなげられた)

=(ことわざ)事は既に始まっているのだから、考えている余裕はない、もはや断行するしかないのだということ。

 

・幾星霜(いくせいそう)

=苦労を経た上での、長い年月。

 

・トリロジー

=三つの物語。trilogy

 

・清濁(せいだく)

=澄んでいることと濁っていること。善と悪。

 

・酩酊(めいてい)

=ひどく酒に酔うこと。

 

・泡沫(うたかた)

=水面に浮かぶ泡。

 

・質す

(読み方)ただす

 

・嗚呼

(読み方)ああ

 

・鱗

(読み方)うろこ

 

・黯い

(読み方)くらい

 

 

 

 以上で今回の記事は終わりです!

ミス・感想・ご意見などありましたらぜひコメントをお願いします。

ありがとうございました!