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~歌詞・言葉の意味の紹介~

【歌詞 +読み方,意味】『雁首、揃えてご機嫌よう』卯花ロク~言葉の意味・読み方も~


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こんにちは!

今回は 卯花ロク さんの『雁首、揃えてご機嫌よう(がんくび、そろえてごきげんよう)』の歌詞を紹介していきます! 

僕が(独断と偏見で)判断した難しい言葉・読みづらい言葉には、言葉の意味・読み方も載せています!!

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( ↓ 宮下遊さんのカバーver. )

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タイトルの「雁首、揃えて」という部分は「雁首を揃える」という言葉が元になっていると考えられます。「雁首を揃える」とは「その場にいた者や関係者が整列する」などの意味があります。

 

歌詞全文  (+ 意味・読み方)

!!太字の文字は、下に読み方や意味が載っています!!

 

作詞:卯花ロク

「雁首、揃えてご機嫌よう」

 

 

その日は花が立てられて

私は透明だった

咽び泣く声が

教室を浅葱鼠色に染める

まるでそれは茶番劇

誰もが我関せず

それならさ 教えてあげるよ

お前らが殺したんだ

 

容易く言葉の散弾を

雨霰のように撒いといて

涙なんて 後悔なんて

ご都合がよろしくはないですか?

手向の謝罪は結構です

願わくば地獄で会いましょう

お前らが見せた嘲笑い顔で

優しく迎えてあげますよ

 

いつしか積もる与太話

私は哀れだった

花売りの罪悪の末とか

まやかしとすり替えるな

まるで偽造工作だ

誰もが共犯罪者

主犯格は嘘を塗りたくり

のうのうと今日も生きている

お前だけは許さない

 

上辺の正義を翳し

それを後ろ盾に排他して

さぞや気持ちよかったでしょう

その正義が生を奪いました

経験値のお味はどうですか?

冤罪の切れ味はどうでした?

過ちに気づき震えますか?

生き地獄の味 噛みしめろ

 

講釈垂れ流す青い鳥さん

道理とか 罰とか 愛だとか

それが何の役に立つの?

このザマで

 

荒らしたいだけ荒らし忘れてゆく

生前も死後も蹂躙してく

学ばないで繰り返す

人の生命は娯楽でした

お前らの顔は覚えました

呪詛は欠かさずに唱えましょう

必ず地獄に堕としましょう

それがせめてもの仇返し

それまでお元気で じゃあまたね

 

・咽び泣く(むせびなく)

= のどをつまらせるようにして泣く。声を殺して泣く。

 

・浅葱鼠色(あさぎねずいろ)

=曇天の空の色に近い、青緑色をおびた渋いねずみ色。

 

・我関せず(われかんせず)

=自分には関係がない。

※「我関せず焉(われかんせずえん)」と言う事もあります。

 

・雨霰(あめあられ)

=矢・弾丸などが、雨やあられのように絶え間なく激しく降りそそぐことをたとえていう語。

 

・手向(たむけ)

=神仏や死者の霊に物を供えること。別れる人へのはなむけ。

 

・与太話(よたばなし)

=ばかげた話。でたらめな話。

 

・花売り(はなうり)

=「売春婦」「遊女」の隠語。

 

・翳す

(読み方)かざす

 

・冤罪(えんざい)

=無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこと。

 

・蹂躙(じゅうりん)

=ふみにじること。暴力的に侵すこと。

 

・呪詛(じゅそ)

=神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。のろうこと。

 

 

 以上で今回の記事は終わりです!

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ありがとうございました!